日鉄物産マテックス株式会社

About KOHLER
KOHLERについて

ジョン・マイケル・コーラーが義父から鋳物工場を譲り受け「KOHLER Co.」をスタートさせたのは1873年のことでした。
10年後、ジョンはエナメル技術を活かし苦心の末に鋳物ホーロー浴槽を誕生させます。
水廻りメーカー「KOHLER」の記念すべき第一歩でした。

HISTORY
歴史

KOHLERは、1873年創業の合衆国内最古・最大級の企業のひとつとしてアメリカ合衆国ウィスコンシン州に本社を構える、水道器具、家具、電気機器、エンジン、発電機の国際大手メーカーです。

さらに、KOHLERは数々の受賞歴を誇る各種レジャー施設等を保有しています。
以来KOHLERは、常に新しいスタイルとイノベーションでマーケットを先導し続けています。

斬新的なデザインと技巧こそ、ゆるぎないKOHLERのビジョンです。

1873年

大不況のなか、 オーストリア系移民のジョン・マイケル・コーラー (John Michael Kohler) は義父のジェイコブ・ヴォラスからシボイガン・ユニオン鉄鋼鋳造所を5000ドルで譲り受けました。
KOHLERは創業から10年目まで、家族経営の企業として操業し、鋤などの農具を製造していました。

1880年代

1880年、火災によりKOHLERの工場が焼失。
しかし創業者ジョン・マイケル・コーラーは事業を継続し、工場を移転します。
1883年、KOHLERは畜産用鋳造水桶にエナメル加工を施し、当社初のバスタブとして発売し、これがKohler Co.が製造した初の水道器具製品となりました。

1910年代

KOHLERは業界初の据付一体型風呂桶を発表し、さらに洗面台や調理用の深鍋を製品ラインナップに加えました。1918年、ヨーロッパ系移民のための快適で廉価な独身社員寮として、アメリカン・クラブがコーラー・ビレッジに開館しました。

1920年代

1926年、KOHLERは水栓器具製造工場をコーラー・ビレッジに建設しました。
この工場では顧客や見学者のために工程視察ツアーが提供されていました。
1927年、同一パステルカラーの金属鋳造水道器具と溶化磁器水道器具を製造するという技術的快挙を達成しました。
1929年、KOHLERの黒い水道器具が、ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されました。

1930年代

KOHLERは中国市場に進出し、アジア太平洋地区の第1号代理店を指定しました。フェアモント・ホテルや上海大劇院などの主要建築物にKOHLER製品が採用されています。

1950年代

1958年、KOHLERはサウスカロライナ州に溶化磁器製品とFRP水道器具の新工場を設置ました。ウィスコンシン州外初の製造拠点として、この工場はKOHLERの成長と拡大の一里塚となっています。

1960年代

1964年、KOHLERはオーバーカウンター式溶化磁器洗面台を発表しました。また1960年代には、FRP製のシャワーヘッドの製造を開始し、シャワーヘッドの機能、外観、便利さが向上されました。さらにKOHLERは「The Bold Look of Kohler」シリーズを発表し、革新的なデザインで業界の新トレンドに大きな影響をもたらしました。

1970年代

1974年、KOHLER®とJohn Michael Kohler Arts Centerが芸術界と業界の交流の場を提供し、世界各地の芸術家が当社製陶工場・鋳造工場に滞在して独自の作品を制作しました。その翌年、テキサス州に新施設が開設されました。1978年、The American Club®が改装のため閉館し、その後高級ホテルとなりました。 この建物は合衆国国家歴史登録財に指定されて保護されています。

1980年代

1980年、KOHLERは中国の主要ホテル5件からの発注を受け、1930年以来初の発注を受けた国際水道器具企業となりました。
1985年、本社のあるウィスコンシンに3万6000平方フィート (約3450平方メートル) のKohler Design Centerが開設されました。このセンターではKOHLER製品のデザインとアイディアが発表され、年間 16万5千名の消費者・製造業者・建築家・デザイナーの皆様にご訪問頂いています。
1986年、KOHLER®が日本に進出。これと同時に、KOHLERは「Artist Editions」製品群を発表しました。独創的なデザインのシリーズ製品ラインナップは特に高品質で、様々な顧客層のニーズに応えています。「Artist Editions」は当時の業界の絶賛を受けました。

21世紀初頭

2008年、KOHLERは2008年北京オリンピックで国家体育場 (鳥巣) の洗面所施設の公式サプライヤーに指定されました。2010年、KOHLERは上海国際万博のサプライヤーに指定され、市街地ベストプラクティスエリアにて、革新的かつ持続可能な開発のケーススタディ「上海エコハウス」を提供しました。

2011年、KOHLERは、洗練された芸術的デザインと最新技術を組み合わせたインテリジェント・トイレ「Numi」を発表しました。本製品の発表により、洗面所器具製品の革新的デザインの新トレンドが生まれました。

現在

現在も、KOHLERは世界有数の知名度を誇るキッチン・バストイレタリー器具ブランドであり続けています。当社の製造工場は世界各地に50件存在し、アメリカ、イタリア、フランス、イギリス、上海には当社のデザインセンターが設置されています。
KOHLERは、自社デザイナーチームが組織されている数少ないキッチン・バス用品ブランドのひとつです。

KOHLER社は、KOHLERブランドのほか、フランスの著名バス器具ブランドJacob Delafon、アメリカの主要ブランドSterlingを所有しています。
総合製造業者として、KOHLERはキッチン・バス器具製品に限ることなく、家具・発電機業界においても業界をリードしています。
KOHLERは、高級家具ブランドBaker、手工家具ブランドMcGuire、バスルーム家具ブランドSanijura、高品質家具ブランドCanac、高級バスルームアクセサリーブランドRobern、タイル・石材ブランドAnn Sacks、バスルームアクセサリーブランドKallistaなど多数のブランドを所有しています。